社長メッセージmessage

M e s s a g e

おかげさまで、
創業100周年を迎えることができました

堀居組は、大正10年に土木建築請負業として創業し、当時は主に旧国鉄関連の仕事を請負っていました。
昭和36年には現在の法人組織となり、主に社会インフラを整備する公共工事を受注することで、地域社会の発展に貢献してまいりました。
また、高度経済成長期だった昭和42年には、生コン需要が急増しているにもかかわらず、敦賀市内に砕石場が無かったため、良質な岩石が豊富に埋蔵する葉原の地に採石工場を設立いたしました。
この葉原で取れる砕石は非常に硬度が高く高品質のコンクリートを生成することから、敦賀原子力発電所、関西電力美浜及び大飯発電所、北陸自動車道、JR北陸新幹線など、高い強度と精度を求められる建設工事に、特に厳選して使用されています。

社長

葉原砕石工場全景

葉原砕石工場全景(昭和43年)

これからの100年に向けて

この先、さらに100年存続するためには、「社会、顧客、従業員から必要とされ続ける企業」にならなければなりません。
そのため当社では、2019年に経営の若返りを図っており、私を含めた30代のメンバー6名で新しい堀居組をスタートしています。

これからの土木建設工事は、3Dレーザースキャナやドローンによる3次元測量データを基に、複数のドローンカメラで現場を多角的に撮影しながら、プログラム&AI制御された無人重機が土木作業を行い、全てのデータをリアルタイムに取り込んだ施工管理システムを監視しながら監督する時代に突入します。

また、砕石事業についても、廃コンクリートからの再利用や鉄鋼スラグのような代替素材の発掘、さらにはこれらをミックスした新素材の開発など、砂石骨材のプロ集団として、産学官連携および他分野企業との連携による、新たな砂石骨材の開発や性能の追求と、それによる死者ゼロ防災や地球温暖化対策など、あらゆる社会問題の解決を目指していかなければなりません。

リサイクル資源の鉄鋼スラグ

リサイクル資源の鉄鋼スラグ

社会的使命と存在意義

現在の土木建設業界が抱える最も大きな社会的使命は、「社会インフラの長寿命化」と「災害予防」です。
当社では、この2つの使命を果たすため、ロボティクスやICT機器を駆使した調査結果を基に、新たな素材や特殊な工法の中から最適なものを選択提案し、オペレーター企業や重機、設備、バックオフィス等のリソースを効率良く活用した生産性の高い施工を実現しクオリティの高い結果を残す、といったマネジメント能力の高い人材を育成していきたいと考えています。
さらに、当社の強みである砕石事業や新たな素材開発を通し、土木建設業界をサポートしていきたいと考えています。

これらの取組みにより、全社員が「土木工事」と「砂石骨材」のプロ集団になることで、堀居組の存在意義を果たしていきたいと考えています。

これからも、より良い明日を作るためのソリューション企業となれるよう、社員一同尽力してまいりますので、今後とも格別のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。